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インパーマネント・ロス(IL)って何?知らないとヤバイDeFiの基礎を学ぼう!

インパーマネント・ロス

インパーマネント・ロス(IL)について知りたいですか?

インパーマネント・ロス(IL)はDEXでLPを組む時に発生する可能性があるリスクです。

言葉だけ聞くと難しそうですが、専門用語も解説していきますので大丈夫!

はじめて聞く人にも理解できるようになるべくかみ砕いて解説します。

この記事ではDeFi運用時に発生する可能性があるインパーマネント・ロス(IL)について解説していきます。

インパーマネント・ロス(IL)って何?知らないとヤバイDeFiの基礎を学ぼう!

インパーマネント・ロスパターン2

インパーマネント・ロス(IL)とは日本語に訳すと「未確定損失」という意味で、DEXでLPを組んだ時に発生するリスクのことを指します。

簡単にいうと、「通貨を分散型取引所に預けてた時に価格変動よってかぶる損失」のことです。

用語

DEXとは

DEXとは分散型取引所の略で「中央で管理する人がいない交換所」のことです。

代表的なDEXは「Pancake Swap」「Sushi Swap」「Uni swap」「Quick Swap」など

LPとは

LPとはDEXに流動性を供給することです。

簡単に言えば、自分の資金を何らかの通貨ペア(2種)にしプールのような場所においておくこと(流動性の供給)です。

そのプールのような場所にみんなで通貨を持ち寄ることにより中央がいない分散型取引所が成立します。

流動性を供給するには任意の2つの通貨が必要で、このペアを組むことを「LPを組む」という言い方をします。

このLPを供給するときに気をつけたいのがインパーマネント・ロス(IL)です。

「損失」という言葉だけで怖いですが、インパーマネント・ロス(IL)は「どんな時に発生するか」を認識していれば大丈夫。

まずは「LPを組むにはリスクがある」と覚えましょう。

インパーマネント・ロス(IL)はどんな時に損失が発生するのか

インパーマネント・ロス(IL)で損失が発生する時は、

LPを組んで「どちらかの通貨の価格が極端に変動した時」です。

LPを組む時は2つの通貨を同等の数量提供する必要がありますが、そのどちらかの通貨が極端に変動した場合に損失が発生します。

実際どのような時におきるか具体的な2つのケースで見ていきましょう。

  • インパーマネント・ロス(IL)でLPがゼロになるケース
  • 通貨価値が上昇しインパーマネント・ロス(IL)で利益が減ってしまうケース

インパーマネント・ロス(IL)でLPがゼロになるケース

例えばAコインが1ドル、Bコインが1ドルのLPを組んだとして考えてみます。

この時のLPの価値は2ドルとなります。

しかしその後Aコインが暴落して価値がゼロになると、残ったBコインの1ドルでLPの価値は1ドルとなりそうですが、、、

LPの価値はほぼゼロになってしまいます。

解説

LPとは2つの通貨が入った在庫プールとして考えてみましょう。

Aコインが暴落するということは、全市場でAコインが売却されているともいえます。

Aコインが売却されていくと、DEXの流動性プール内通貨はそれぞれ同じ割合を保つ必要があるためリバランスされ、Aコインが増えBコインが減っていきます。

Aコインの価値が下がているため。

結果、Aコインが暴落するほどLPの中のAコインは増え、金銭的なLPペアの価値も減ってしまいます。

つまり変動が激しい通貨でLPを組むとLPのリスクがい大きくなるということです。

リバランスとは

投資の世界では保有している金融資産のバランスを調整すること、DEXではこれをプログラムで自動的に行います。

通貨価値が上昇しインパーマネント・ロス(IL)で利益が減ってしまうケース

インパーマネント・ロス(IL)は逆にAコインが大きく上昇した時にもおきます。

先ほどと同様の設定でAコインが1ドル、Bコインが1ドルのLPを組むとして、この時のLPの価値も2ドルです。

さっきの逆でAコインの価格が上昇し100倍になった時にLPの価値は101ドル、、、ではなく20ドルになってします。

この場合LPを組まないで、そのまま通貨を持っておいた方が得をしたのです。

解説

Aコインの価値が上昇すると、LPの中では同じ割合にするためリバランスされAコインがドンドン減りBコインが増えていきます。

するとLP内のAコインが減るので値上がりの効果が減ってしまうことになります。

つまりこのケースではLPを組まないで単独でホールドしておいた方が利益があったわけです。

Bコインは増えているので、LP内のバランスを保つために勝手にAコインを利確してくれているということでもあります。

つまりはLPは変動に応じて自動でリバランスしてくれる機能とも言えます。

*ここでの「利益が減ってしまう」とは、LP内の2つのをそれぞれ単独で保有した場合と比較した時の損失なので価格が上昇した時は実際に損失するわけではありません。

インパーマネント・ロス(IL)には計算ツールもあるのでLPを組む時には活用してみてくだい。

>>計算ツール(Impermanent Loss Calculator)

LPを組むメリット

ここまで解説したように、DEXでLPを組む時にはインパーマネント・ロス(IL)のリスクがあります。

LPを組みとなんだか損をしそうですが、リわざわざLPを組むメリットはあるのでしょうか?

LPを組むメリット

  • うまくいけば高い利回りが期待できる
  • ファーミングすることでおまけコインがもらえる(そのDEXのトークン)

ここでは代表的なDEX「Pancake Swap」で解説します。

うまくいけば高い利回りが期待できる

DEXでLPを組むと高い利回りが期待できます。

画像はPancake Swapのファーム画像です。

わりかし安定した通貨(BUSD-BNB)でも年利13%と既存の銀行などとは比べものにならない年利が期待できます。

中には「596%」(TEM-BUSD)みたいなのもありますが、TEMやFIGHTなどはいわゆるアルトコインと言われる変動が激しい通貨なのでPLを組む時は年利に惑わされず注意が必要です。

変動が激しいほどインパーマネント・ロス(IL)のリスクは高まります。

ファーミングすることでおまけコインがもらえる(そのDEXのトークン)

Pancake Swapにファーミングすることで、Pancake Swapから発行されるLPトークン(預かり証のようなもの)「CAKE」をもらうことが出来ます。

このLPトークンはDEXごとに異なり利用に応じてそのDEX独自のトークンがもらえます。

LPトークンはそれ自体に価値が付き、さらにそのLPトークンを複利運用することもできます。

もちろんBNBなどに交換することもできます。

このようにインパーマネント・ロス(IL)のリスクはありますが、DEXでLPを組むとそれ以上にリターンを望めるのも事実です。

変動が激しいLPペアで価格変動がおきない限り、多少のインパーマネント・ロス(IL)では年利や手数料、LPトークンの価値が上回ることがほとんどです。

まとめ

  • インパーマネント・ロス(IL))とはDEXでLPを組んだ時に発生するリスクのこと
  • LPペアで片側の通貨が暴落するとLP価値もさがる
  • LPペアで片側の通貨が値上がりすると何もしないでホールドしていたときより利益は減る

LPを組むことは暗号通貨の運用で効果的でありますが、インパーマネント・ロス(IL)と報酬のバランスを考えどの通貨ペアでどのDEXでLPを組むかがポイントとなるでしょう。

高いASPがありますがそれは危険度でもあります。

くれぐれもLPを組む時には気をつけてください。

投資は自己責任です。しっかり調べ考えてからLPを組むようにしましょう。

初めは価格変動が少ないBTCやステーブルコインでペアで組むがおすすめです。

関連記事>>Pancake Swap(パンケーキスワップ)とは?流動性を供給しCAKEを複利運用する方法

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